アクシス(axis)キューブの攻略法
キューブ王 海永
アクシスキューブは以下のもの(左図)。ルービックキューブ(右図)と同様なパズルである。内部のメカニズムはルービックキューブと同じ。
この攻略法を示す。ルービックキューブは軽く揃えられる人を前提としている。
[観察]
立方体という意味では、ルービックキューブ(右図)と同じ。切れ込みの形が「井」ではなく「戸」に近い(?)という意味では、ルービックキューブとは全くの別物である。
ルービックキューブの場合、個別の片に素直に名前を付与できた。何面見えているか、またはどの位置にあるか、という命名法でよかった。
(1) 1面体または臍(navel)
(2) 2面体または辺(edge)
(3) 3面体または頂点(vertex)
アクシスキューブの場合、その命名法は不都合な気もする。のだが、内部のメカニズムはルービックキューブと同じで、しかも攻略法もルービックキューブに準じる筈のものである。ので、ルービックキューブの個別の片と同様な名前を与えることにした。N,E,Vである(中の図)。
なお、Vは2種ある。三角錐が2個。三角形が6個。Eも2種ある。台形が6個。平行四辺形が6個。
ルービックキューブの臍は90度ずつスピンするのだが、そのスピンを意識する必要はなかった。アクシスキューブのNはそのスピンを意識する必要がある。左図の上。
ルービックキューブの頂点は120度ずつスピンする。アクシスキューブのVも同様に120度ずつスピンする。それを意識要。左図の中。
ルービックキューブの辺は180度スピンする。アクシスキューブのEも同様に180度スピンする。それを意識要。左図の下。
アクシスキューブの場合、個別片のスピンにより、見た目の立方体形状が崩れるので注意要(右図2つ)。
[攻略法]
6個のN,相対位置関係は不変である点に注意。以下、攻略法を示す。
(1) 6個のNの色をそろえる。Nの片の色は鮮明に着色してある。
(2) 三角錐のVを正しい位置に移動し、色を揃える。
(3) 残りのVを正しい位置に移動し、それからスピン(方向)を揃える。
(4) 12個のEを正しい位置に移動。外形はほぼ立方体となる。台形のEのスピンが正しければ、立方体。
(5) 12個のEの色とスピンを揃える。 以上。
ルービックキューブのエキスパートであっても、慣れるまでは、アクシスキューブの攻略にかなり時間が掛かると思う。
暇つぶしには丁度いい。